簡単に言うと風を導く管のことをダクトと言って、主にビル・ショッピングセンター・病院や学校などの大きい建物に設置されている空気調和設備のひとつです。空調機により作られた冷気や暖気を、空調用ダクトを通して各部屋に送り届けて室温をコントロールするなどの働きをしてくれます。
このように、多くの人が集まる建物において常に新鮮な空気を取り込み、澱んだ空気を排出することで建物内の人が快適に過ごせる環境にすることができるといった特徴があります。また、火災発生時に煙を外に排出する排煙用ダクト、食品工場や精密工場などで利用されている産業用ダクトなど、様々な分野で力を発揮しているダクトも少なくありません。
空調用ダクトには、空気調機で調整された温風や冷風を運び室内に届けてくれる給気ダクトと、空気調機に室内から空気を戻す還気ダクトの2系統があります。ただ天井裏・壁面内部・屋上などに設置されていて、一般の方は実際に目にすることは少ない存在ですが、施設によってはスケルトン構造になっていて見えるところもあります。しかし空調効率を考えるとできる限り空調ダクトについては、周囲を小さな空間で囲った方が効率的で、スケルトンはあまり効率が良いと言えないですね。
そこで、ダクト周囲をパネルで覆うことにより空調効率を向上させたいと検討されている方は、気軽にイワタニにご相談ください。ダクトについては配管と違って簡易的なものでもOKですが、周囲をパネルで覆うことで空調効率を向上させるといった特徴があるので考えてみると良いですね。