クリーンルームとは、空気中の塵などが限定され清浄なレベルに保たれ、温度や湿度を制御されている部屋のことです。具体的には、食品加工場など食品関係の場合は1立方フィートあたりの空気中に、0.5μm(マイクロメートル)以上の粒子が何個あるかということで清浄かどうかを測ります。産業用の場合は粒子0.5μmから1μm以上の粒子を対象にします。数字が小さければ小さいほど、クリーンルームの中は清浄だということができます。
イワタニのクリーンルームは気密性に優れ、外部からのミクロレベルのホコリをシャットアウトできます。天井または壁には高性能エアフィルターとファンが一体化したファンフィルターユニットが取り付けられています。さらに、床面にダクトを設けて排気できるようにしてあります。空気の流れを一方向にすることで完全に制御しているのです。
クリーンルームにとっては塵を発生させないということも重要です。そこで、長尺塩ビシート、またはR材付、あるいはエポキシ系塗床などを使用して平滑面の床にすることで、ゴミが溜まりにくく、塵が発生しにくくなるように工夫されています。さらに温度と湿度の管理がクリーンルームにとっては重要です。
クリーンルムームの中が熱いと、作業する人が汗をかいてしまいます。汗を嫌う製品にとってはよくないので、温度や湿度の管理が大切です。イワタニでは気密性、断熱性、耐久性に優れたクリーンパネルを使うことで外部からの空気の侵入をシャットアウトし、内部からの空気の流出も防ぐことで温度と湿度を管理しています。