トンネルフリーザーは、その名の通りトンネル内で急速冷凍することができる機械で、コンベアをトンネルのように覆って密閉空間とし、その中で冷凍食品を加工するというシステムです。1時間あたり200~1000kgもの生産能力があるため主に食品加工工場、特に水産加工場で多く使用されています。
トンネル式で冷凍食品を大量生産することには、大型パッチ式の急速冷凍機にはないメリットがあります。例えばトンネル式の場合コンベアの入り口部分で食品を乗せれば、後は全てが自動であるため出口で加工を終えた食品を回収するだけで済みますよね。個別に冷凍できるため食品同士がくっつかず、そのために必要となる人件費まで削減できるわけですね。
また人の手による介入が少ないということは、異物混入などの危険も少なくなることを指しています。このためHACCPの認定を受けやすく、HACCPの認定を受けられれば衛生水準を向上させ、万が一のトラブルの際にはその原因を突き止めやすいですし、自社の社会的信用も上がるというメリットまであります。
ただ、そのようなトンネルフリーザーを施工するには、そこにホコリなどの異物が一切入り込まない構造であることが第一条件となり、そのためにはどんな空間にもフィットさせることのできる設計力や施工力が必要となりますよね。
東京や山梨にも支店を持つイワタニでは、これまでスーパーバックヤードなどの冷凍空間設備の実績と、いかなる異物の侵入も許さないケーシング技術から、そのような理想的なトンネルフリーザーを提供することができています。