エージングルームとは
一定の温度下で長時間にわたり人工的に負荷を加える構造を有した設備を指します。環境試験室・恒温槽・エイジングルーム等様々な呼び方で呼ばれています。
エージング試験とは
一定の温度の元で検査する対象機器に長時間負荷を加えながら、その後の動作を確認する試験のことです。
ラミネートフィルムや、高温環境下での精密機器の製品劣化テスト、固体・液体・気体の菌繁殖や培養試験、ガラス製品等の収縮試験や耐久試験など様々な用途でご利用いただいています。
このように電子機器、精密部品、フィルム、食品等あらゆる分野からの需要があります。
イワタニの気密性・断熱性・耐久性に優れたエージングルームに使用するクリーンルームパネルは外部からの空気の侵入を遮断し、内部からの空気の流出を防ぎます。
ミクロのホコリまでシャットアウト。極限の世界 「クラス1」スーパークリーンルームを可能にします。晴天時の外気は「クラス100万」程度といわれています。
このことにより、恒温処理条件に適した省エネルギーシステムを構築可能となり、温度・湿度・クリーン度が大きく変化することなくお客様のニーズにあった最適な環境を作り出すことが可能となります。
現場の条件に最も適したエージングルームシステムを、オーダーメイドの環境作りでご提案いたします。
用途・施工例としては
●塗装ブース
●エージングルーム
●シールドルーム(電波・磁気)
●食品加工場
●医療用クリーンルーム
●バイオクリーンルーム
●恒温恒湿室
●ヒートショック試験室
●圧縮器寿命試験室
●人工気象室
●風洞試験室
●カロリーメーター試験室 などが挙げられます。
エージングルームの目的
精密機器等では高温環境下での実働負荷試験で初期不良を誘発することで、製品改善につながる客観的データを収集し、不良品の減少を図ります。
住宅設備では結露防止・凍結防止等、通常環境を考慮した環境負荷をかけてテストすることができます。
フィルムの保管・エージングでは一定時間、一定微高温で放置保管することにより品質の安定化を図ることができます。
環境試験室(エージングルーム)もその仕様や設備条件により、いろいろな空調システムやパネル、工法を採用しますので様々な耐久試験なども可能です。
設備へのご質問やご予算によるご相談など、お気軽にイワタニまでお問い合わせください。