業務用間仕切りには、用途に合わせて様々な種類があります。 一番低価格なのはビニールカーテンなどですが、大型倉庫の中の冷気を逃がさないために、入り口に吊り下げられていますよね。 他にも間仕切りシートなど布状のものを吊り下げたり貼ったりするのが一番の低価格です。 ただ、やはりそれではドアとしての役割は担えませんので、あくまでも補助的なカーテンという位置づけでしょう。
毛色は変わりますが、オフィスの中で机同士を区切るパーテーションも業務用間仕切りと言えます。 電話のオペレーターなど、周りの声を遮断したい場合には個別の空間を作る必要があります。 また、応接室の設置、会議室、談話室の設置なども業務用間仕切りの出番です。 可動式のものであれば比較的低価格です。
しっかりとした空間を作りたい場合には、天井まで完全に遮断するか、上下を開けるかなどで価格は変わって来ます。 完全に仕切ってドアを取り付けるのが一番コスト的にはかかりますが、躯体壁の無いところに完全に独立した個室を作るのであれば、この手段が一番適格です。
食品工場や医療関連施設など衛生面を重視すべき場では、いかに外気を遮断するかが重要になります。 当然間仕切りの精度も上がりますが、それを設置する設計と施工の精度も上げなければいけません。
業務用間仕切りは、目的と規模に沿って適切なものを選ぶ必要があります。 低価格だからと言って目的を果たせないものを購入しては、逆に無駄な出費になってしまう場合もあるので注意が必要ですね。