工場に欠かせないのが工場間仕切パネルです。
建物の壁は建設時から移動出来ないものに対して、間仕切パネルであればいつでも分解して移設や再利用が可能となるため、躯体はLGS(軽量鉄骨)壁などで外枠を建設し、内部空間は間仕切パネルで行う手法が主流です。
ちなみによく可動間仕切という言葉を勘違いされる方がいらっしゃいますが、必ずしも人が自由に移動出来る移動間仕切を指すわけではなく、壁に固定する固定式のパーテーションの事も可動間仕切と呼びます。
躯体壁のように後から自由に分解や移設が出来ないものではなく、工事を行えば付け外しが出来る壁の事を可動間仕切と言いますので、強度を心配される必要はありません。
イワタニでは、中間仕切壁として利用出来る可動間仕切も作っていますし、人が簡単に出し入れ出来るような移動間仕切も作っています。
ドアの設置も窓の設置も自由にレイアウト出来ますので、工場の中に特定の機能を持たせたブースが必要だという場合にもフレキシブルに対応出来ます。
工場間仕切を設置する場合に重要なのは、建築基準法の内装制限や消防法の防火区画などの法令による規定を満たすものかどうかという点です。
最終的には所轄の判断となりますが、最低でも不燃材料の使用が定められ、防火区画によっては耐火構造などが定められています。
単純に空間を仕切れば良いだけではなく、こうした法令にきちんと準拠することが何より重要。
信頼性の高いパネルメーカーへ依頼することが大切です。