学校ほど間仕切り壁が多い空間はないかもしれませんね。
それぞれの空間には授業に必要な様々な要素が詰め込まれていて、独特の空間の雰囲気が作られているものです。
学校にはたくさんの生徒が毎日のように集まるわけですから、居住性や耐久性はもちろんのこと、安全性もきちんと確保されていることが重要。
あまり複雑になりすぎず、デットスペースなどが生まれないようにうまくレイアウトする技術も必要です。
昨今とくに注目されているのが、塾やワークショップなどの教室の間仕切です。
いわゆる学校間仕切とは違った目的を持たせたいという希望も多く、指導のしやすい機能性も求められる一種独特の空間です。
例えば学習塾の教室のレイアウトなどはかなり研究されていて、机をどう配置するか、教師の机をどう配置するかで、中の活動や生徒の集中力が変わって来ると言われています。
また、教室そのものの広さも影響が大きいですよね。
周りの音が気になるようではいけませんし、防音性や吸音性にも配慮したいところです。
自宅を学校にして教室を作りたいという場合にも、どうやって一般的な住宅の空間と差別化するかがポイントになります。
レイアウト一つで良い学校になるか良くない雰囲気になるかが左右されてしまうわけですから、是非特有の法則を導きたいですね。
また、消防法など法的なルールや坪効率も重要です。
一番良いのは教える側も教わる側も快適な空間づくりだと言われていますから、是非学校側の目線も大事にしてください。