自動車塗装など工業製品には最後の仕上げに塗装がつきものですよね。この場合にはエアブラシ等で塗装するのが一般的で、そのためには塗装ブースが必要になります。エアブラシのような塗料を粒子で飛ばして付着させるタイプの塗装は、塗料が霧状に分散し想像以上に広範囲に達するために作業場所を汚してしまうだけでなく、作業者本人や周囲の従業員がその粒子を吸い込むことで衛生・健康状態にまで悪影響を及ぼすからです。
これは個人的な趣味として模型等を作成する人にも言えることで、例え段ボール箱をブースの代用に使ったり屋外で塗装したりするとしても、カバーしきれず予想外のところを汚してしまったり、塗装粒子を吸い込んで少しずつ健康を損なう危険性があるんですよ。
このような理由から、企業であれ個人であれ、塗装作業をすることが多い場合には、それ専用のブースを設置することをお勧めします。専用の塗装ブースでは単に塗料が飛び散らないよう作業場を囲うだけでなく、飛び散る塗装粒子を吸い込むファンや、その粒子を含んだ空気を排気するためのダクトホース等も設置されており、出来る限り空気を衛生的にコントロールするシステムが導入されています。
2~5万円で個人用の塗装ブースも市販されていますが、商品によってはファンの吸引性能がイマイチであったりダクトホースが短く窓に届かなかったりして使いにくいものもあるため、やはりオーダーメードの塗装ブースには及ばないでしょう。
東京や山梨にも支店を持つイワタニでは、業務用・個人用の塗装ブースの設置も行っています。耐熱性や耐蝕性に優れたオーダーメードパネルを用意し、どんな場所でも最適で快適な作業スペースをお作りします。