医療品や医薬品の製造現場では、清潔な環境条件が必要不可欠ですよね。そのため、医療品や医薬品の製造工場には、クリーンルームが設けられています。クリーンルームでは、室内の空気清浄度や温度、湿度などが一定の数値で管理されています。医療品・医薬品の製造工場においては、クリーンルームの設置が特別に義務付けられているわけではありません。しかし、医療品や医薬品の大部分は、身体に直接使用するものですよね。そのため病気などで免疫が低下している人が使用した場合、わずかなホコリや菌で、何らかのリスクを招くことも予想されます。製造工場ではクリーンルームが使用されているのは、そのようなリスク回避の観点もあるのです。
またクリーンルームといっても、種類があります。半導体やレンズなどの工業用で用いられるのはインダストリアルクリーンルームといい、医療品や食料品などの製造時に用いられるバイオロジカルクリーンルームといいます。インダストリアルクリーンルームは、ホコリやチリ等を取り除き空気を清浄することに重点が置かれています。一方バイオロジカルクリーンルームは、空気清浄に加え、空気中や床に積もった菌の数を一定数値以下に制限することも重視されています。
山梨でパネルの製造販売施工を行うイワタニでは、クリーンルーム用のパネルも取り扱っていますよ。パネルの持つ断熱性や気密性、耐久性は、外部からの空気の侵入やチリや菌をシャットアウトします。東京にも営業所がありますので、医療品や医薬品の製造の環境整備を検討している場合は、まずご相談くださいね。