半導体や精密機器は作業ルーム内のわずかな湿気にも動作が左右されてしまいます。そのため、100度以上の高温でベーキング作業を行い、湿気を飛ばす作業工程を行う企業も見られます。しかし、短時間でも高温ベーキング作業は熱ストレスによる不良が発生しやすいデメリットがあります。こういったエラーを避けるために、一定の温度で湿度だけを下げる方法が選択されるようになりました。
山梨県に本社を置く株式会社イワタニの「スーパードライ」は、吸湿した電子部品や基盤の脱湿ができる保管庫です。庫内温度は最高60度、庫内湿度を限りなく0%に近づけられるため、熱ストレスエラーによる規格外品を出すリスクも避けられます。もちろん、ベーキング工程を省けるため作業性の向上も見込めますよ。
半導体製造企業さまの中では、基盤の一部となるウェハーの洗浄後の乾燥庫としてお使いいただくこともあります。また吸湿しやすい医薬品の保管庫としてもおすすめです。
乾燥や除湿が必要な素材の中には、低温で管理したい品物も存在します。このような場合は、低温保管を実現した「クール&スーパードライ」をおすすめします。こちらは20度~30度の低温環境と「スーパードライ」特有の強力な除湿性能を誇っています。いずれの機種も超省エネ設計ですので、経費削減策を模索する企業さまにとって強い味方になってくれるのではないでしょうか。
こちらの保管庫は東京の半導体製造企業をはじめ、日本全国に向けた販売を行っています。検討している企業さまは、イワタニにご相談ください。